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日本の法律・審査基準改正

欧州意匠制度改正 フェーズ1がスタート[2025年5月1日]

2025年5月1日、欧州意匠制度改正のフェーズ1がスタートします。

 

<改正のスケジュール>

この改正は、次の3段階のスケジュールで実施されます。

フェーズ1(2025年5月1日):改正規則及び改正指令の運用開始

フェーズ2(2026年 7月1日):二次法(実施規則及び委任規則)の改正

フェーズ3(2027年12月):EU全加盟国による改正指令に基づく国内法の整備

 

フェーズ1による意匠の定義等、主な改正項目については、昨年12月のIPニュース(欧州 意匠制度の改正について)を参照ください。

 

いよいよフェーズ1の改正が始まりますが、EUIPOが事前に開催した欧州意匠制度改正Webinarの聴衆者からの主なQAを下記にまとめました。

 

Q1. 新しいガイドラインはいつ発表されますか?

A1. 新しいガイドラインは2025年5月1日からEUIPOのウェブサイトで入手可能です。

また、フェーズ2の内容に沿ったガイドラインは、2025年7月1日に利用可能となる予定です。

 

Q2. デザインシンボルマーク(丸の中にD)の表示について、登録されていない製品に使用した場合、罰則はありますか?

A2. EUIPOは、登録シンボルの使用の有効性を管理または確認する権限を持っておりません。

 

Q3. 7図以上の図の提出は可能となりますか?

A3. フェーズ2で可能となる予定です。

 

Q4. 動画によって意匠を表すことが導入される予定ですか?

A4. 動画で意匠を表すことは、フェーズ2で導入される予定です。それまでの間は、改正されたEUDIR4条が引き続き適用されます。

 

EUIPO Webinar及びQuestions from the audience

https://euipo.europa.eu/knowledge/course/view.php?id=5394

 

なお、弊所は、新しいガイドラインを確認し、皆様のお役に立てると考えられる情報について、お伝えしてまいります。

本欄の担当
弁理士法人ITOH
所長・弁理士 伊東 忠重
意匠部 弁理士・担当部長 北代 真一

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