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世界知的所有権機関(WIPO)および欧州特許庁(EPO)の2025年統計

世界知的所有権機関(WIPO)および欧州特許庁(EPO)は2025年の特許等の出願状況の統計を発表いたしました。主な概要を以下に記載いたします。

 

WIPO2025年統計】

 1.特許(PCT出願)

 2025年のPCT出願件数は合計275,900件で、前年(2024年)比で0.7%増加しました。

 国別では中国からの出願が73,718件のトップで、続いて米国(52,617件)、日本(47,922件)、韓国(25,016件)、ドイツ(16,441件)です。

 前年比で、中国(+5.3%)および韓国(+4.9)は増加しました。一方で、米国(-3.0%)、日本(-1.0%)、ドイツ(-1.8%)は減少しました。

 国別の出願件数詳細につきましては、下記URL内の附属書1をご参照ください。

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 出願人別ではHuawei社(中国)が公開件数でトップとなりました(7,523件)。また、出願件数上位50社のうち、日本(17社)、中国(11社)、米国(8社)の出願件数が最も多い結果となっております。

 出願人別の件数詳細につきましては、下記URL内の附属書2をご参照ください。

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 分野別ではデジタル通信がトップ分野となり、全体の11.1%を占めました。その他の主要分野では、コンピュータ技術(9.6%)、電気機械、装置、エネルギー(9.0%)、医療技術(6.3%)等があります。

分野別の件数詳細につきましては、下記URL内の附属書4をご参照ください。

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 2.商標(マドプロ出願)

2025年のマドプロ出願件数は合計64,150件であり、前年(2024年)比で1.5%減少しました。

国別では米国からの出願が最も多く10,997件です。日本は3,153件の全体7位であり、前年比で4.2%増加しました。

国別の出願件数詳細につきましては、下記URL内の附属書5をご参照ください。

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 3.意匠(ハーグ出願)

2025年のハーグ出願件数は10,344件であり、前年(2024年)比で9.4%増加しました。また、ハーグ出願では1出願に複数意匠を含めることが可能ですが、「意匠数」でカウントすると合計28,588件であり、前年比で5.2%増加しました。

国別では中国からの「出願件数」および「意匠数」がトップで、それぞれ2,844件(出願件数)および5,911件(意匠数)です。

日本からの出願の「意匠数」は866件の全体9位であり、前年比で9%減少しました。しかしながら、日本からの「出願件数」でカウントすると、前年比で約2.6%増加しております(540件→554件)。

国別の「出願件数」および「意匠件数」詳細につきましては、下記URL内の附属書7をご参照ください。

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 なお、WIPO統計の詳細につきましては、下記URLをご参照ください。

International Patent Applications Rose in 2025, with Digital Communication and Semiconductor Technologies Showing Strong Growth

 

 

EPO2025年統計】

2025年にEPOへ提出された特許出願件数は201,974件となり、前年(2024年)から1.4%増で過去最高を記録しました。

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1.国別

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出展元:EPO Technology Dashboard 2025 | epo.org

 

国別では米国からの出願がトップであり全体の23.3%を占めており、続いてドイツが12.1%、中国が10.9%、日本が10.5%を占めております。

前年(2024年)と比較すると、米国からの出願はやや減少(-1.6%)した一方で、中国からの出願は+9.7%増加し、出願件数の第3位の出願元となりました。

 

2025年の日本からのEPOへの出願は21,304件であり、前年比で約1.1%増加しました。

日本からEPOへの出願状況の詳細につきましては、下記URL内の「Japan」をご参照ください。

Statistics & Trends Centre | epo.org

 

2.分野別

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出展元:EPO Technology Dashboard 2025 | epo.org

 

主要技術分野の中で最も大きな伸びを示したのは、デジタル通信分野(+11.4%)であり、これには移動体通信ネットワークに関する発明が含まれます。 この分野は、人工知能や量子技術を含むコンピュータ技術分野(+6.1%)に次いで、2番目に出願が多い分野となりました。 

3番目に出願が多かった分野は、電気機械・装置・エネルギー分野(+5.3%)であり、これには電池技術が含まれます。電池技術はこの10年間で340%増加しています。

 

3. 出願人別

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出展元:EPO Technology Dashboard 2025 | epo.org

 

Samsung社(+4.5%)は、前年に続き2025年もEPOにおける最大の出願人でした。 また、Huawei社(+9.8%)、LG社(+23.2%)、Qualcomm社(-2.5%)も、それぞれ前年と同じ順位を維持しました。

 

 なお、EPO統計の詳細につきましては、下記URLをご参照ください。

EPO Technology Dashboard 2025 | epo.org

本欄の担当
弁理士法人ITОH
所長 弁理士 伊東 忠重
副所長 弁理士 吉田 千秋
担当: 弁理士 菊池 陽

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